サッカーとフットサルの違い ~ミニサッカーとの違いやボール・シューズ・ルールの違いなど~
今も変わらず日本人に大人気のスポーツであるサッカー。
近年ではサッカーに良く似たフットサルも人気となってきていますが、サッカーとの違いは一体どういった点でしょうか。
ボールやシューズの違いからルールの違いまで、様々な違いを調べてみました。
サッカーとフットサルの違い
◆サッカー
球形のボールを用いて行うスポーツ競技で、1チームは11人。少なくとも7人以上いれば試合は出来ます。
芝生、あるいは人工芝のフィールドでプレイされ、相手のゴールにボールを入れることで得点が加算されます。
足を使うことが基本ですが、手と腕以外の部分であれば使ってもよく、故意に手や腕でボール以外を扱うと反則となります。
ただしゴールキーパーは、自ゴール前のペナルティエリアと呼ばれる領域のみ、手を含む前進でボールを扱っても良い事になっています。
◆フットサル
基本的に室内で行われる、サッカーに似ている競技。
長らく統一ルールと言うものは存在しなかったのですが、1989年に国際サッカー連盟(FIFA)の所轄となり、1994年に世界共通の統一ルールがまとめられました。
スペイン語の「フットボール・デ・サロン」(室内で行うサッカー)の名称が略され「フットサロ」になり、それが転じて「フットサル」となり定着したと言われています。
1チームはゴールキーパー含め5人以下。サッカーよりも少ない人数でプレイできます。
フットサルは、ミニサッカーやフットボールとの違いはある?
ミニサッカーとは、競技人数は3~7人で行う小規模のサッカーです。
フットサルはミニサッカーの一種だそうで、使うボールもフットサル用のボールです。
続いて、フットボールについて。
一般的に日本でフットボールというとアメリカンフットボールのことを想像しがちですが、世界の大半では「サッカー」のことを「フットボール」と呼んでいます。
つまり、フットサルは小規模なサッカー(=フットボール)であると言えるでしょう。
サッカーとフットサル、ボール・シューズ・ルールの違い
ボールの大きさ
サッカーは5号サイズで、直径は22cmで410~450g程。フットサルは4号サイズで20.5cm。400~440g程となっています。
大きさに対し、フットサルのボールは重く、また弾みにくいように出来ています。
これはフットサルはコートが小さい為、あまりボールが飛ばないようにとの事からだそうです。
シューズ
フットサルシューズには、体育館で使用する室内用シューズと、人工芝などで行う屋外用シューズがあり、室内用は床を傷つけないようにアウトソールが平らで、飴色をしています。
一方サッカーのシューズは、スパイクシューズと呼ばれる、固定または取り外しの出来るスタッド(靴底のいぼ)が付いているシューズを使用しないと試合には出られません。
ルールの違い
一番大きな違いは、選手の交代についてです。
サッカーは一度交代した選手は再び試合に出る事はできませんが、フットサルは選手の交代は自由です。
サッカーはオフサイドは有りですが、フットサルでは無し。
球技時間はフットサルが前半後半それぞれ20分ハーフ、サッカーが前半後半それぞれ45分ハーフ。
サッカーのコートは長さ105m×幅68mに対し、フットサルのコートは長さ40m×幅20mと、フットサルの方がサッカーよりも狭いコートでのプレイと言う事になります。
細かく言えば他にもルールの違いは色々ありますが、大きな違いはこのようなことが上げられます。
サッカーとフットサルではキーパーの呼び方にも違いがある
サッカーではゴールを守る人の事を「ゴールキーパー」と呼ばれますが、フットサルでは「ゴレイロ」と呼ばれます。
サッカーとの区別を図るためにそのように呼ばれているようですが、実際は「ゴールキーパー」でも通じます。
「フットサルはゴレイロがゲームの50パーセントを決める」という格言があるように、コートが狭いフットサルではお互いのゴールが近くシュートチャンスが生まれやすい為、ゴレイロの守備力が重要となってくるようです。
また、攻撃面でも、フットサルではゴレイロが攻撃に加わるシーンが多く、その格言の通り、ゴレイロの貢献あってこそと言えるのかもしれません。
チームの人数が少なくて良いことなどから、サッカーよりも気軽に始めることが出来るフットサル。
仲の良い仲間同士でチームを作り、ゲームを楽しむのもいいかも知れませんね!