小計・合計・累計・総計の違いと使い方
小計、合計、累計、総計・・・レシートや仕事などで見かけることも多いこの言葉。
分かっているつもりだけど何がどう違うのか?と思ったことありませんか。
ここではこの4つの違いと使い方を説明します。
【小計・合計・累計・総計】意味の違い
小計・・・一部分の合計
合計・・・2つ以上のものをあわせ数えたもの
累計・・・(「累」が積み重ねる、という意味なので)小計を順次足していき合計を出したもの
総計・・・(「総」がすべて、という意味なので)全体の合計。
累計も総計も「合計したもの」ではあります。
【小計・合計・累計・総計】使い分け
わかったようなわからないような・・・。もう少しイメージしやすいように例を上げつつ説明してみましょう。
例えば、お小遣い帳をつけているとします。
ある日、AとBを買い物しました。
レシートに表示されている「小計」は消費税が入る前のものです。
そこに消費税を足したものが「合計」。
次の日にも買い物をしました。
昨日のレシートの合計に今日のレシートでの合計を足した金額をお小遣い帳につけて・・・と日々使った金額をまとめているのが「累計」。
そして、1ヶ月どれだけ使ったかまとめたものが「総計」となります。
月末での累計と総計が同じ金額になりますね。
また、毎月いくら使っているのか、毎月月末前月までの使った額を足し、毎月1年間で総額いくら使ったか・・・の場合だと、
日々の使用額・・・小計
1ヶ月の使用金額・・・合計(小計を1ヶ月分足している)
2ヶ月目以降の毎月月末の合計使用額・・・累計(合計を毎月足している)
年間使用金額・・・総計(12ヶ月分の合計、もしくは12ヶ月目の月末に出す累計)
となります。
まとめ
2つ以上のものをまとめると「合計」、「合計」を「合計」していく「総計」、順を追って計算していくといった集計法なら「累計」と呼ばれるということですね。
そして、同じように足して合計を出すのにも方法や何の合計が求められているかで合計は「総計」や「累計」になったりするんですね。
「合計」と言っておけば大体間違いではないのですが、条件や目的によって使い分けられるといいですよね。
少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。