ソーセージとウィンナーの違い。ハムやフランクフルト、チョリソーとの違いも教えて。
パリッとした食感のウィンナー、おいしいですよね!!
お弁当に入っていたらテンション上がりますし、パンにはさまっていたらついつい手が伸びてしまう、なんて人もいるかもしれません。
…あれ、でもそれ本当にウィンナー?
ソーセージじゃなくて?
というか、ソーセージとウィンナーってどこが違うのでしょうか!?
ソーセージとウィンナーの違い
◆ソーセージ
ソーセージとは、ひき肉に味を付けて動物の腸などにひき肉を詰めたものの総称です。
材料はいろいろあり、豚肉の他にも鶏肉や牛肉などが使用されています。
◆ウィンナー
ウィンナーとは、塩漬けにした豚肉や牛肉に味を付けて練り合わせ、動物の腸に詰めた後でボイルにしたり燻製にしたソーセージのことです。
オーストラリアのウィーンが発祥の地でもあります。
つまり、ウィンナーはソーセージという大きなくくりの一つのようですね。
以前はどの動物の腸にお肉をつめるかで呼び名が違っていたという話があったり、お肉をつめる皮(この場合は人口の腸)の太さによって呼び名が変わるという話もありました。
ちなみにJAS(日本農林規格)が定めているウィンナーの定義があり、その内容は『羊の腸を使用しているもの』または『製品の太さが20mm未満のソーセージをウィンナーとする』というものでした。
じゃあハムはソーセージやウィンナーと何が違うの?
ウィンナーがソーセージの一つだということは分かったのですが、ハムとはどんな違いがあるのでしょうか。
調べてみると、ハムとはもともと豚のもも肉部分を塊のまま塩漬けしたものを言ってました。
日本ではもも肉部分だけに限らず、豚肩肉やロース、バラ肉なども塩漬けや燻製、ボイルなどをして作った製品もハムと呼んでいるようです。
ちなみにハムとは豚のもも肉を意味しているのだとか。
なるほど、ソーセージやウィンナーとハムの違いは材料や腸に詰めたりしないことのようです。
フランクフルトはソーセージやウィンナーと何が違う?
そうなると、同じく腸に詰めるフランクフルトはソーセージやウィンナーとどこが違うのでしょうか。
フランクフルトはソーセージなどと同じく豚肉や牛肉などのひき肉を塩漬けしてから味を付け、動物の腸に詰めた物をいいます。
ただし、日本で言うフランクフルトはJAS(日本農林規格)によると豚の腸にお肉をつめたもの、または製品の太さが20mm以上36mm未満のものをフランクフルトとしています。
豚の腸を使用していたり規定を満たす太さの製品であれば、『どのお肉を使用しているのか』『燻製はされているのか』ということは問わないのだそうです。
…じゃあチョリソーは!?
最後に同じくソーセージの一種であるチョリソーについて。
チョリソーはウィンナーとどう違うのでしょうか。
これは食べたことのある人ならすぐにピンとくるかもしれませんね。
そう、唐辛子が入っている辛いソーセージのこと!!と思ったら、調べてみるとちょっと違っていました。
チョリソーはスペイン発祥のソーセージで、細かく刻んだ豚肉に塩を混ぜて味付けし、ニンニクやパプリカなどの香辛料を加えて腸に詰めて干したものをいいます。
なんとチョリソーはひき肉ではないのだそうです。
…意外でした…。