ラタトゥイユとカポナータの違い
夏野菜の代表料理といえば、ラタトゥイユが思い浮かぶ方も多いかと思います。
ラタトゥイユに似た料理に、カポナータというものがありますが、この2つの違いはなんでしょう?
どちらも使っている野菜や料理方法は似ていますが、異なるこの2つの料理。 レシピ等と併せて、違いを調べてみました。
ラタトゥイユとカポナータの違い
◆ラタトゥイユ
フランスの南部、プロヴァンス地方のニース発祥。
主役のズッキーニ始め、なすや玉ねぎ、ピーマンなどの夏野菜を炒めたあとに煮込んだ料理です。
トマトソースがベースで、味付けに酢や砂糖は使わず塩こしょうのみです。
◆カポナータ
イタリアのシチリア島発祥。
揚げたなすと、炒めた夏野菜を合わせて煮込む料理です。
味付けは、酢と砂糖を使うので甘酸っぱいです。
似ている料理ですが、大きな違いは味付けに酢と砂糖を使っているかどうかと、なすを揚げているかどうかという事のようです。
ただし、レシピによっては、カポナータでもなすを揚げていないレシピもあるので、一番の違いは甘酸っぱいかそうでないかという見解で良いかもしれません。
作り方は簡単!なすを使ったラタトゥイユ・カポナータのレシピ
夏野菜のラタトゥイユ
<材料・4人分>
玉ねぎ 1/2個
セロリ 1/2本
なす 2本
黄パプリカ 1個
ズッキーニ 1本
トマトソース 300g
塩 小さじ1/3
オリーブ油 大さじ2
<作り方>
①野菜は全て1.5cm角くらいの大きさに切ります。
②フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎ、セロリ、なす、黄パプリカ、ズッキーニの順に炒め合わせます。
③トマトソースを加えて蓋をして約10分、野菜が柔らかくなったら塩、こしょうで味を調えて完成。
夏野菜のカポナータ
<材料・4人分>
玉ねぎ 1個
なす 2本
赤パプリカ 1個
ズッキーニ 1本
ニンニク 1片
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々
【A】トマト缶 1缶、ローリエ 1枚、酢 大さじ3、砂糖 大さじ1/5
<作り方>
①野菜は全て1.5cm角に切ります、なすは塩もみした後水気をよく切ります。
②なすを揚げ、油をよく切っておきます。
③みじん切りにしたニンニクをオリーブオイルを炒め、玉ねぎも炒めます。
④玉ねぎが透明になったら残りの野菜を全て加えて炒めます。
⑤全体に火が通ったら【A】の材料を入れて煮込み、野菜が柔らかくなったら完成です。
ラタトゥイユもカポナータも、温かいまま食べても良いですが、冷やして食べても美味しいです。
また、中に入れる野菜も必ずレシピどおりでなくてはならない訳ではありません。
お好みの野菜やハーブなどで、自分好みのラタトゥイユ・カポナータを作ってみて下さい。
冷凍可能なラタトゥイユ。パスタやカレーなどアレンジ自在!
ラタトゥイユもカポナータも冷凍保存ができます。
特に、ラタトゥイユは、色々な料理にアレンジがきくので、多めに作り置きして冷凍しておけば、色々なアレンジ料理が出来て便利です。
例えば、茹でたパスタに絡めてラタトゥイユパスタに。
カレールーを加えれば、トマトの甘みがたっぷり溶け込んだカレーにもなります。
ちょっとおしゃれに、フライパンでバターライスを作って丼に盛り、その上にラタトゥイユと粉チーズをかけてカフェ風ランチにも。
この他、リゾットやドリアなど幅広くアレンジ・リメイクできるので、冷凍して常備菜としておけば、必要な時に気軽に一品増やすことが出来ますね!
夏野菜をふんだんに使ったラタトゥイユとカポナータ。
作り方や味に違いはあるものの、どちらも栄養満点で、冷やして食べても美味しいので夏にぴったりですね。
自分好みのレシピで、美味しいラタトゥイユやカポナータを作ってみてください。