震度とマグニチュードの違い

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

地震が起こると、「震度」「マグニチュード」の言葉をよく聞きますよね。

どちらも地震の規模を表しているのは分かるけど、2つはどう違うのでしょう?

また、それぞれは互いにどのような関係にあるのでしょうか?

震度とは?

震度は、地震の揺れの強さを示す指標の一つです。

これは特定の場所で人々や建物がどれくらいの影響を受けたかを評価するために使用されます。

震度は一般的に日本で使用される尺度で、日本の気象庁が開発したものです。日本の震度尺度は0から7までのスケールで、震度7は最も強い揺れを表します。

震度の計算には、地震の規模、地震の深さ、地表からの距離、地質、建物の構造など、多くの要素が影響します。震度は地震波の振幅(高さ)だけでなく、持続時間や振動の頻度も考慮に入れます。

マグニチュードとは?

マグニチュードは、地震の規模を示す指標の一つで、地震が起こったときの地震源で放出されるエネルギーの大きさを表しています。

これは、地震の強さそのものを表すもので、震源地で生じた地震のエネルギーを評価するために使用されます。

マグニチュードが1増えると、地震のエネルギーが約31.6倍になったことを意味します。

したがって、マグニチュード7の地震はマグニチュード6の地震よりも約31.6倍のエネルギーを持っています。

マグニチュードは、地震のエネルギー放出全体を評価するため、地震の規模を全世界的に比較することが可能です。

しかし、マグニチュードが大きいからといって、その地震が必ずしも大きな被害をもたらすわけではありません。

被害の大きさは震源地の深さや距離、地形、建物の構造など多くの要素によって変わるため、その地震が特定の場所に及ぼす影響を評価するためには「震度」を見る必要があります。

震度とマグニチュードの違い

震度と地震の規模(マグニチュード)は異なる概念です。

マグニチュードは地震そのもののエネルギー放出を評価するもので、震度はその地震が特定の場所に及ぼす影響を評価します。

マグニチュードが大きい地震でも、その震源地が遠かったり地質条件が特殊な場合は、震度は必ずしも高くならないということもあります。

マグニチュードと震度は比例しない

マグニチュードと震度が必ずしも比例しない理由はいくつかありますが、主な要因は以下の3つです。

震源地の深さ:
地震の震源地(地震が起きる地点)の深さが浅いと、地震の揺れは地表で強く感じられます。
逆に震源地が深いと、地震の揺れは地表に達するまでに緩和され、震度は低くなります。
したがって、マグニチュードが同じでも震源地の深さにより震度は変わることがあります。

震源地からの距離:
地震の震源地から遠い場所では、震度は低くなる傾向にあります。
マグニチュードが大きくても、震源地から遠ければ震度は低くなることがあります。

地質の条件:
同じマグニチュードの地震でも、地質条件によっては震度が変わります。
たとえば、岩盤の上では地震の揺れが小さくなる傾向がありますが、ゆるい土壌では地震の揺れが大きくなる傾向があります。

以上のように、震度は地震のマグニチュードだけでなく、震源地の深さ、震源地からの距離、地質条件など、さまざまな要素によって影響を受けます。

そのため、マグニチュードと震度は必ずしも比例しないというわけです。

マグニチュードを震度に換算できる?

「震度」と「マグニチュード」は異なる尺度を用いて地震の特性を評価するため、厳密な換算は難しいとされています。

それぞれ異なる概念であり、異なる要素を評価しているためです。

ただし、一般的な感覚としては以下のように捉えることができます。

マグニチュード3.0程度:ほとんど人間は感じない。

マグニチュード4.0程度:人間が感じ始め、物が揺れる。日本の震度では約震度3程度。

マグニチュード5.0程度:建物が大きく揺れる。日本の震度では約震度4-5程度。

マグニチュード6.0程度:大きな地震。建物に被害が出始める。日本の震度では約震度5強-6弱程度。

マグニチュード7.0以上:壊滅的な地震。日本の震度では震度6強-7。

上記はあくまで一般的な目安であり、地震の揺れをどれだけ感じるか(震度)は地震の深さや震源地からの距離、地質などによって変わります。

また、建物の構造や耐震性によっても揺れをどの程度感じるかは変わります。

したがって、上記の目安が必ずしも全ての地震で当てはまるわけではありません。

マグニチュードと震度の間の換算は概ねの目安で理解し、それぞれ異なる概念であることを理解することが重要です。

関連記事

ページ上部へ戻る