ディレクターとプロデューサーの違い―給料はどっちが多くてどっちが偉いのかも。
よくテレビ関係の仕事としてディレクターやプロデューサーという言葉が出てきます。
ディレクターとプロデューサーってすごい人たちなの?
ディレクターとプロデューサーの違いって何?
今回はその違いについて調べてみましょう。
ディレクターとプロデューサーの違い
◆ディレクター
ディレクターとは演出を行っている人のことを言います。
ネタを探して取材を行い、台本を作成してロケなどに撮影に行き、編集もやっています。
◆プロデューサー
プロデューサーは番組制作の全体的な運営と管理を行っています。
スタッフを揃えたり、宣伝、コンプライアンス、そして予算管理などを行っています。
番組を作成するほとんどの作業を行っているのがディレクターで、プロデューサーはマネジメント役だと言えるのではないでしょうか。
ちなみにコンプライアンスとは、違法行為や危険行為がないかをチェックすること。
もし違法行為や危険行為があったら最悪の場合番組が終わってしまいますから、とても重要な仕事だと言えますね。
ディレクターとプロデューサー、お給料が良いのはどっち!?
ちょっと気になるのがお給料…。
ディレクターとプロデューサーでは、お給料に違いはあるのでしょうか?
まずはディレクターから。
ディレクターの場合、務める会社によってお給料も違ってくるのだそうです。
一番お給料が高いのは、キー局と言われるテレビ放送のネットワークや系列の中心となる放送局に努めた場合で、30代で年収1000万円を超えることもあります。
地方局に勤めた場合だとキー局の7割くらい、番組制作会社の場合では中小企業だと年収300~400万円くらいだそうです。
金額に相当な開きがありますね…。
会社が大手であるほど、待遇や福利厚生の面でも充実しているようでした。
続いてプロデューサーのお給料についてご紹介します。
プロデューサーの場合もディレクターと同じでキー局に努めるとお給料も良いよいです。
30代で1000円も可能で、40代以上だと1500万円以上の人もいます。
そしてプロデューサーの最上ランクであるエグゼクティブ・プロデューサーになると年収2000万円以上という話まであるようです。
…プロデューサーにもランクがあるんですね…。
私は業界に疎いのでちょっとした驚きでした。
ちなみに、地方局で年収1000万円以上を稼ぐなら40代くらいからのようです。
あと制作会社に努めた場合には会社の規模によってお給料が違ってくる、とのことでした。
さて、ディレクターとプロデューサーのお給料について調べてみたいのですが、プロデューサーのほうが稼げる…のかもしれません。
ただ、キー局なのか地方局なのか、はたまた大手の制作会社なのか中小の会社なのか、などなど、条件によってお給料はピンキリのようでした。
ディレクターとプロデューサーでは、どっちが偉い?
お給料についてご紹介しましたが、ここまでくると普通に出てくる疑問。
それは、ディレクターとプロデューサー、どっちが偉いのかということではないでしょうか。
どちらの職業も番組制作には必要不可欠な存在なのですが、立場はどちらが上なのか。
さっそく調べたところ、一般的にはプロデューサーが上司の立場のようです。
企画を考えるのはディレクターなのですが、最終的に企画を通す役割を持っているのはプロデューサーであり、企画が評価されるのもプロデューサーなのだそうです。
そして、番組のすべての責任を背負っています。
やはり、どちらが偉い立場かと言えばプロデューサーということでしょう。
とはいえ、ディレクターがいるからこそプロデューサーがいるわけで、立場の違いはあれどどちらの仕事も番組制作に欠かせない存在なのです。