適切・適正・的確の意味と違いと使い分け
あ、そればっちりです!ということを表現できる言葉に「適切」「適正」「的確」といったものがあります。
それぞれの違い・意味・使い分けは?と聞かれると、分かるようなピンとこないような。。。
調べて分かりやすくまとめました。
適切・適正・的確:意味の違い
まずそれぞれの意味を見ていきましょう。
適切
「そのときの状況や場面、目的などに対して、いい感じ・ばっちりなこと」といったところです。「駅員の適切な対応でみんな笑顔になった」「適切なツッコミがボケを面白くします」みたいな感じですね。
適正
「何かに対してちょうどよくて、正しいこと」となります。「最近のキュウリは適正な価格とは思えない」「適正な組織運営でみんなハッピー?」といったところでしょうか。
的確
「間違いないこと」「核心を捉えていること」「はっきりとしており、確かであること」といった意味の表現です。「的確な返答をもらった」「的確な指示をくれない上司は嫌い」「あの人の説明はポイントが的確で分かりやすい」みたいな使い方がありそうですね。
こうして見てみると、「的確」は他の2つとの違いが分かるかと思います。
ですが、「適切」と「適正」はなんだか、同じような意味のような違うような。。。
適切と適正の違いと使い分け
では「適切」と「適正」は一体どう違うのでしょうか。
どちらも、「ちょうどよい」という部分は同じ意味合いを含んでいます。
特に適切の方は「まさにふさわしい」ということを表現するための言葉です。
一方の適正は、「ちょうどよい」のですが、さらに「正当・正しくて道理や人の道などに当てはまっている」という点が重要となります。
使い分けを見てみましょう。
例えば「適切な価格設定」と「適正な価格設定」とを比べてみた場合、「適切な価格設定」だと、その商品に対して「妥当な価格、その商品だとそのくらいの値段だよね」という感じになります。
「適正な価格設定」だと、その商品なら「このくらいの値段にしておけば”ぼったくり”にもならないんじゃないか」という感じに、モラルの観点が入ってきます。
いかがでしたか?
これで3つの言葉を適切・適正・的確に使ってくださいね。