【弁解・弁明・釈明】意味の違い、使い方を例文で。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

「弁解」、「弁明」、「釈明」――みなさん、これらの言葉の意味と使い方、きちんと理解していますか?

弁解、弁明、釈明は、いずれも自分のした行動や発言を説明する言葉ですが、その意味合いには微妙な違いがあります。

それぞれの意味と例文を学んで、言葉の深い世界に触れてみましょう。

「弁解」とは?

「弁解」とは、自分の失敗や非を認めず、その原因や理由を説明するために使う言葉です。

主に自分の行為や行動について責任を逃れるため、または非難や批判から逃れるために、その原因や理由を提供する場合に使われます。

しかし、「弁解」は自己正当化のニュアンスが強く、相手からは「言い訳」と捉えられがちです。

例えば、遅刻した理由を説明するとき、自分の非を認めずに「電車が遅れたからだ」と説明すると、「弁解」となります。

この場合、電車の遅延は自分の遅刻の全てを正当化するわけではなく、あくまでその一因であり、自身の時間管理の失敗にも一部の責任があると言えるでしょう。

ですので、「弁解」は一種の言い訳とも言えます。

例文:「遅刻したのは、電車が遅れたからだと彼は弁解した。」

「弁明」とは?

「弁明」とは、誤解や疑いを解くため、または自分の行為や考えを正確に伝えるために、その理由や事情を明確に説明することを指します。

弁明は、自身の言動についての理解を深め、誤解を解く目的があります。

そのため、「弁明」を行う際は、自分の行動が何故そうなったのか、自分が何を考えて行動したのかという背景や経緯を詳細に述べることが重要となります。

例えば、あなたが誤って友人に失礼なことを言ってしまった場合、その言葉が思わず出てしまった背景や、実際の意図などを説明することで、友人に対して「弁明」を行うことができます。

弁明には、事実をはっきりと述べ、誤解を解くという意味合いが強く、自身の非を否定するよりも、全体の状況や事情を正確に理解してもらうことを重視します。

ただし、弁明が適切に行われないと、それ自体が言い訳や弁解になりがちなので注意が必要です。

例文:「彼は自身の無実を証明するために、事実関係を一つ一つ弁明した。」

「釈明」とは?

「釈明」とは、誤解や疑惑を晴らすため、または自身の行為や意図を正確に伝えるために、具体的な理由や背景を詳細に説明することを指します。

これには、自身の行動が何故そうなったのか、どのような考えからそう行動したのかといった背後にある事情を明確にする意味が含まれます。

例えば、何かの誤解が生じた際に、「実はこういう経緯があり、私がそう行動した理由はこうだった」と具体的に説明し、誤解を解く行為を「釈明」します。

「弁明」と似ていますが、「釈明」はより詳細な説明を求められることが多く、主に公の場で用いられます。

また、疑惑や誤解を払拭するという意図が強いのも特徴です。

ただし、適切な説明がなされないと、「釈明」は「弁解」や「言い訳」に映ることもあるので注意が必要です。

例文:「その意図を誤解された彼女は、何もかも詳細に釈明した。」

弁解、弁明、釈明の使い分け

同じ遅刻というシチュエーションで、それぞれの言葉がどのように使われるか例文を作成します。

「弁解」の使用例:
「遅刻の理由?ああ、それなら電車が遅れてしまったからだよ。本当に仕方がなかったんだ。」この例文では、自分の行為(遅刻)に対して理由を述べていますが、自身の責任を認めていない様子が伺えます。

「弁明」の使用例:
「遅刻してしまったこと、申し訳ない。しかし、実は電車が大幅に遅れてしまい、そのために時間通りにここに来ることができなかったんだ。」この例文では、自分の遅刻を認めつつ、具体的な理由を述べて誤解を解こうとしています。

「釈明」の使用例:
「遅刻してしまった件について説明させてください。私はいつもより早く家を出ましたが、電車が事故のため大幅に遅れ、さらにタクシーを捕まえるために走り回ったにも関わらず、時間通りにここに到着することができませんでした。」この例文では、遅刻した理由を詳細に説明し、自身の努力や事態の全貌を伝えることで、誤解を解こうとしています。

これらの例文から、それぞれの言葉がどのように使われるか、使い分ける際の微妙な違いを理解していただければと思います。

関連記事

ページ上部へ戻る