日傘と雨傘の違い-見分け方は?雨傘は日傘の代わりになるの?
傘は何のためにあるのでしょう。
雨や雪に濡れないため?それとも暑い陽射しを避けるため?
日傘は雨の日にもさせるのでしょうか雨傘は日傘の代わりになるのでしょうか。おしゃれで高級な傘から百円均一のビニール傘までその種類は豊富です。
雨の日も晴れた気分にしてくれる傘の魅力。
日傘と雨傘はどう違うのでしょう。
傘の歴史を見てみよう
傘の目的は頭上から降下してくる雨や雪、または日光などが直接触れないように防護することを目的として作られました。
一般には手に持って差し掛けるものを「傘」と呼び、頭に直接かぶって使うものを「笠」と呼んで区別しています。
傘は552年、欽明天皇の時代に百済から渡来したのが初めとされ、主に日射しを遮る日傘として用いられたようです。
それまでの日本では「かさ」は柄がなく頭にかぶるもの、つまり「笠」を使っていたのです。
用途別!傘の種類
最近は日差しがきつく、紫外線から身を守るために、日傘をさしている女性が多くなったように思います。
紫外線は、夏だけではなく、秋こそ強い!と聞いたこともあります。
お出かけの際や、炎天下で長い時間滞在しないといけない時などには必需品ですね。
それに伴い、日傘もおしゃれなものが随分と多くなってきましたね。
中には日傘と雨傘が兼用となっているものもありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの特徴と共に紹介していきましょう。
雨傘
雨からしっかり身を守り、濡れを防ぐ目的の傘です。
雨の日のファッショナブルな装いに最適な傘も作られています。
晴雨兼用雨傘
雨用の傘にUVカット加工を施した傘で、雨の日も晴れの日も使える傘です。
日傘
陽射しから身を守るためだけに作られた傘です。
雨は関係がないため、ファッション性に富んだおしゃれな傘が魅力です。
晴雨兼用日傘
日傘として使う目的ですが、軽い雨なら防げるという特徴の傘です。
雨傘に比べると防水効果は低いのですが、カラフルな傘として愛用されています。
日傘と雨傘は見分けられる?
日傘はUVカット処理が施されていますが、防水処理はされていません。
雨傘は防水処理が施されていますがUVカット処理はありません。
これらの見分け方は日傘の場合、カラフルな布を用いたファッション性重視の傘が多いです。
そしてこの生地には防水処理がされていないため、生地に息を吹きかけ裏に息が通るならこれは日傘です。逆に息が通らないなら傘を雨傘と言います。
雨傘は日傘の代わりに使えるの?
例え兼用でなくとも黒っぽい雨傘ならUVカット加工されていなくとも、日よけ用としての用を足すことができます。
なぜなら黒色は紫外線を吸収するため、紫外線は90%ほどカットできるようです。
雨傘でも薄い色では日傘としてUVカットの効果はありません。
和傘の種類を見てみよう
大きく分けると「野点傘」「舞傘」「雨傘」の3種類になります。
■野点傘は、茶道などで使われる日よけ用の大きな傘です。
■舞傘は、踊りの舞台などで使われる小ぶりの傘です。
■雨傘は、雨用の傘で一般的な和傘の事を指しています。
和傘には、「番傘」「蛇の目傘」「羽二重」などがあります。
■番傘は、雨傘で、柄が少し太めで男性的な傘です。
■蛇の目傘は、雨傘ですが上から見ると白い輪の模様が描かれているものが多いです。
番傘より細身で装飾が多いのが特徴で、番傘よりは女性的なイメージです。
■羽二重は、これも雨傘ですが、和紙に絹を合わせ張りした蛇の目傘の一種です。
まとめ
今や傘は雨の日だけでなく洋服や和服とのコーディネートの重要なアイテムになっているようです。
雨の日をカラフルに楽しく過ごす必須アイテムですね。
これまで以上に傘のおしゃれを楽しみたいものです。