下りると降りるの違いと使い分け。英語ではどうなるのかも。

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日本語の表記には、読み方は同じでも漢字が違うというものがたくさんあります。

そのうちの一つが『下りる』と『降りる』です。

この2つの漢字の違い、知っていますか?

わかっているようで間違えてしまいやすい漢字ですので、きちんと理解をしておきましょう。

さっそく調べてみましたよ。

下りると降りるの違い

◆下りる

『下りる』は『上る』の対義語として使用されることが多いようです。

「シャッターが下りる」「階段から下りる」などなど、物理的に上下する様を表すときに使われています。

そのほかには「肩の荷が下りる」「許可が下りる」などの使い方もあります。

◆降りる

『降りる』は『乗る』の対義語として使用されます。

「飛行機を降りる」「電車を降りる」など、乗り物の乗降を表す際には『降りる』を使用します。

そのほかには「勝負を降りる」「役職を降りる」「霜が降りる」などの使い方もあります。

 

ここまで読んで「下車って言葉もあるんだけど…」と思った人もいるのではないでしょうか。

乗り物の表現は例外があり、『下りる』でも『降りる』、どちらでも間違いではないとのことでした。

下りると降りるの使い分け

同じ読み方をする2つの漢字は場面によって使い分けられているのでどちらが正しい漢字なのかを考え込んでしまう人もいるのではないでしょうか。

『下りる』と『降りる』の使い分けも悩んでしまう漢字です。

この2つの漢字の使い分けについて調べてみると、「上の場所から下の場所に移動するときには『下りる』、他の場所から移動するときには『降りる』を使う」という考え方があるようです。

また、「『下りる』は行動を表していて、『降りる』は位置情報も含まれている」なんて考えもありました。

人によって使い分けの考えが違っていることもあるので、これはあくまでも一例だと思っておいたほうが良いかもしれませんね。

 

ちなみに「わざわざ漢字は使わずに『おりる』でいいのでは」という意見もありました。

なるほど、そういう考え方もアリなのかもしれません。

私たちは漢字に慣れてしまって、無意識のうちに漢字の表記を求めているのかも。

実際、ひらがなだけの文章よりも漢字の混ざっている文章のほうが見やすいと感じる人は多いのではないでしょうか。

もし同じ読み方の漢字があってどちらを使用するのか悩んだら、素直にひらがなで書くというのも潔くていいかも…?

『下りる』と『降りる』、英語では?

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日本語での『下りる』と『降りる』は表現の仕方に区別がされていますが、英語ではどうなのでしょうか?

調べてみると、英語にもそれぞれ表現があるようです。

たとえば、山を下りるという場合には『go down a hill』と表現しますし、『descend a mountain』とも表現します。

タクシーから降りるという場合には『get out of a taxi』となります。

英語でも使い分けがあるみたいですね。

ちなみに許可が下りるは『obtain permaission』、役職を下りるは『give up the post』と言います。

…私は英語が苦手だからでしょうか、英語にはいろいろな表現の仕方があって「日本語のほうが簡単じゃん…」なんて思ってしまいました。

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