昇進・昇格・昇任・昇級ー意味の違い:昇給はある?
企業や役場などに勤めていると、単にお金だけではない欲求や衝動が働きます。
日々の頑張りが認められたと感じるのが、「昇進・昇格・昇任・昇級」といったもの。すべて何かが「昇って」いくわけですが、これらの意味はどう違うのでしょうか?
そしてやっぱり、「昇給」も気になるところ。
調べてみました。
昇進
これは、地位や役職(肩書)が上がることです。
課長から部長に「昇進」します。
昇格
昇格は、その人の能力・スキルなどを表す「等級」が上がることです。
少しややこしいですが、企業によっては「職能資格制度」というものを設けていて、社内での試験や研修、面接や推薦などによって「こいつはできる奴」と認められたときに上がります。
しかし昇格したからと言っても課長は課長のままであり、昇進とは別の話です。
昇任
昇任とは、一般的に公務員など公の仕事で使われる言葉で、現在よりも上の階級のポストに上がることです。
昇給は?
気になる昇給ですが、これはもちろん給料が上がることです。
ですが、定期的に支払われる給料が上がることを指し、ボーナスなどの臨時のものは含まれません。
また、昇給には2つのタイプがあります。
個人的な勤続年数や勤務態度・能力などを考慮して昇給するものを「定期昇給」と呼びます。
これに対して、社員全員の給料が底上げされるものを「ベースアップ」と呼びます。企業の賃金に関するニュースで「ベア」という言葉を聞きますが、これはこの「ベースアップ」の略です。
実際にどういった場合に昇給するのかは、勤務先の規定次第です。
職種や企業規模などによって、本当に様々でしょう。
一般に昇進すると昇給することが多いようですが、会社によっては必ずしもそうとも言えないようです。
位や等級が上がることは、それ自体、勤務先から認められているわけですから嬉しいものです。
さらに昇給も、と考えるなら、勤務先の規定や方針をよく知って、何に力を注ぐべきかをよく見てみましょう。