日本語には、同じ「つく」という読みでも、意味や使い方が異なる言葉がいくつもあります。その代表が「着く」「付く」「点く」の3つ。それぞれの違いをきちんと理解して使い分けられると、文章表現もぐっと自然になります。この記事では、意味の違い・使い分けのコツ・間違いやすいポイントを、初心者にも分かりやすく解説します。
結論:「着く」「付く」「点く」の違いは「つく対象」にあり!
まずは、3つの「つく」の意味をざっくりまとめると以下の通りです。
- 着く(到着):人や物がある場所に行き着く
- 付く(付着・付属):何かが他の物にくっつく・一緒になる
- 点く(発光・点灯):火や電気が灯る・光り始める
つまり、「どこに」「何が」「どうなるか」で漢字が変わるのがポイントです。
意味の違いを表で比較
| 漢字 | 意味 | 主な使い方 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 着く | 到着する | 場所に到達する | 駅に着く/目的地に着く |
| 付く | くっつく・伴う | 他の物にくっつく・影響が出る | 服にシミが付く/値段が付く |
| 点く | 火や光が灯る | 明かりや火がつく | 電気が点く/ランプが点く |
会話での使い分け例
それぞれの「つく」が実際にどのように使われるか、日常会話風の例で見てみましょう。
例1:「着く」
A:「駅に何時に着く予定?」
B:「18時くらいには着くと思うよ」
→ ここでは人が場所に到着する話なので「着く」が自然です。
例2:「付く」
A:「シャツに何か付いてるよ」
B:「あ、本当だ。ケチャップかも…」
→ この場合は、物に物がくっついている状態なので「付く」です。
例3:「点く」
A:「この部屋の電気、点く?」
B:「うん、大丈夫。スイッチ押せば点くよ」
→ 明かりが灯る動作には「点く」を使います。
間違えやすいポイントと注意点
同じ「つく」でも意味が違うので、文脈によって使い分けが重要です。特に文章を書く時に、漢字を間違えると意味が通じなくなることもあります。
よくある間違い例:
- ✕「駅に付く」→ ❌
- ○「駅に着く」→ ✅
- ✕「電気が付く」→ ❌
- ○「電気が点く」→ ✅
- ✕「服に泥が着く」→ ❌
- ○「服に泥が付く」→ ✅
このように、似ているようで全く異なる使い方になるため、特に書き言葉では注意が必要です。
どれを使うべきか迷ったときの判断ポイント
迷ったら、「何がどうなるのか?」を明確にすると判断しやすくなります。
- 到着・ゴールの意味 → 着く(例:目的地、時間に関する話)
- くっつく・伴う → 付く(例:汚れ、条件、値段など)
- 火・光がつく → 点く(例:照明、炎、信号など)
使い分けに慣れると、会話や文章でも自然で分かりやすい表現ができます。日常の中で意識して使ってみると、すぐに身につきますよ。